まずは上司から気に入られないと経験できないんじゃない?
プロジェクトの経験は転職にも役立つから絶対に体験してほしい!
プロジェクトワークの経験は、異動や転職の際にエピソードの一つとして役立つのはもちろん、コミュニケーション能力の向上やプロジェクトマネジメントスキルの上達にもつながります。何かプロジェクトを経験してみたいけど、そんな機会に恵まれない...という人も安心してください。プロジェクトは必ずしも上から降りてくるわけではありません。普段の業務の中で、こんなプロセスがあったら便利なのに、こんな取り組みがあったら仕事がやりやすいのに、なんて思うことはありませんか?プロジェクトのアイデアは改善の中から生まれてくることもあります。ふわっとでも何か思いついたら、この記事で紹介している方法でプロジェクトの概要をまとめてみましょう!きっと、あなたが思い描いたことは、誰かの役に立つはずです。
目次
【準備】プロジェクトとは何か?事前にすべきこと
プログラムモデル(できれば図)
まず全体像が一目で分かるような図を用いて、このプロジェクトがどんな効果をもたらすのか説明できると理想的です!1ページャーでは基本的に文字で説明するので、イメージは非常に重要になってきます。例としてジェフベゾスがAmazonを創業する際にビジネスモデルとして書いたといわれるナプキンのメモを引用します。
左から追って説明すると、Sellers(出品者)が増えることでSelection(品揃え)が増える。それがCustomer Experience(お客様満足)に繋がり、利潤が増え、Traffic(配送)への投資ができ、投資が進むことでAmazonを利用するSellers(出品者)が増えることになります。このサイクルが回ることでAmazonが成長(Growth)します。成長していくと、安価にサービスを提供できる構造(Lower Cost Structure)がつくられ、値段も下げられる(Lower Prices)。また、それがCustomer Experience(お客様満足)に繋がるということになります。
それぞれの工程が、どのようにしてお客様にポジティブな影響(ここではお客様満足)を与えるのか、また、回りまわって私たちチーム(企業)にどんなポジティブな影響を与えるのかが見えると良いと思います。
概要説明(Overview)
ここでは文章でこのプロジェクトの概要を伝えます。プログラムモデルの図を補足するような形で説明できていると良いですね。2~3文ぐらいで十分だと思います。
5W2H
ここでは5W2Hについてそれぞれ説明していきます。プロジェクトを行う上での5W2Hは、こんな感じです。
- Why(なぜこのプロジェクトをやるのか?)
- Where(どこで、どこのプラットフォームでプロジェクトを行うのか?)
- What(具体的に何をやるのか?)
- Who(誰がやるのか?誰がターゲットなのか?)
- When(いつやるのか?どれくらいの頻度でやるのか?)
- How(どのようにやるのか?)
- How much(どれくらいの時間・お金がかかるのか?)
SMART GOAL
次は、何をもってプロジェクトが成功したとするかSMART GOALを設定します。SMART GOALについては別記事で詳しく紹介しているので、そちらをご参照ください。
ビジュアルイメージ
どんなプロジェクトになるのか、ざっくりで良いのでビジュアルイメージがあると具体的なイメージができていいでしょう。自作してもいいですし、Google画像検索で似たような画像・写真を引用してきてもいいでしょう。
【共有】チームにシェアしよう
プロジェクト自体は一人で実行するものであっても、チームへの情報共有は必要です。プロジェクトの計画・実行は自分ひとりで行うものであっても、あなたがプロジェクトに使う時間・お金はチーム全体のものでもあります。チームの経費を使うことになるので、チームの理解を得ることは必須です。
また、チームへ共有するときは、事前に1ページャーに目を通してもらうようにしましょう。事前の予告なしに、突然ミーティングの場で口頭で手短に説明するなどすると、かえって誤解を生むことにもなりかねません。事前に見ていただき、ミーティングの場ではみんなから意見をもらう時間にしましょう。さまざまな意見が出てきてまとまらない場合には、別途時間をとるのも効果的です。反対意見があったからといって、反対派を賛成派に動かすことは不必要です。反対意見があった上で(=リスクを理解した上でとって)、実行するか、実行しないか考えましょう。
【実行】計画的に運用し、成果に繋げる
正式にプロジェクトをやろう!となったら計画的に実行しましょう。また、チームへの理解を得た上で実行しているので、自分ひとりの力で難しい場合にはチームの助けも積極的に借りましょう。自分ひとりで実行することよりも、計画的に実行することのほうが重要です。
また、1ヶ月や3か月などある程度の期間が経ったら、設定したSMART GOALが達成できているかチェックしましょう。もしうまくいっていなければ、軌道修正しましょう。ただ色んなことを考えすぎると企画が膨らんでまとまらなくなることもあるので、修正はほどほどにしておきましょうね。
まとめ:プロジェクトの始め方・進め方とは
ココがポイント
- プロジェクトの経験は履歴書に書ける
- 会社やお客様にとってメリットのあることをプロジェクトにする
- 概要・ゴールを1ページにまとめる
- チームにシェアして運用する
いかがでしたか?プロジェクトの経験は自分への自信にもつながります。積極的に挑戦していきましょう!